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「腰曲がり」はどうしてなるの?


こんにちは!小野寺幸太郎です。

 

先日メンバーさんより、いわゆる「腰曲がり」に関してご質問を頂きました。

 

腰曲がり=ご年配やお年寄り、と関連付けるのも失礼な気がしますが、一般的にはやはり70代、80代から顕著になる傾向にありますね。

 

本来であれば辛いはずの不自然な姿勢で固まってしまっているんですね。

 

で、どうしてそうなってしまうのかというと、簡単に言えば「猫背の末路」です。

 

基本的に現代人は猫背です。デスクワーク、車の運転、スマホなど以前よりも猫背にならざるを得ない姿勢でいる時間は多いですね。

 

座ったままだと身体を支える筋肉は衰えていきます。すると身体は基本的に前にうなだれるように崩れていき、それが猫背という表現になりますね。

 

脊柱を立てる為の背筋が弱り、腰部を守る腹筋群も衰えていくと身体が前に曲がっていきます。

 

そしてその姿勢のまま10年、20年と過ごしていると、まず関節周辺の軟部組織が線維化していきます。簡単にいうと石みたいに固まっていっちゃうイメージです…。石になっちゃうので本来は辛いはずのあり得ない不自然な姿勢でもそれが楽、自然になってしまうんですね。もう世界が違うと思っていいです。

 

そうなるともう自力では元の姿勢には戻せませんし、無理にストレッチなどで戻そうとすると怪我、下手すると骨折する可能性もあります。痛みや特別不都合が無い限りはもうそのまま過ごした方がその方にとっては良いかもしれません。

 

既にそういった姿勢の方も多くいるのであまり言いたくはありませんが。でもできればいつまでも背筋がピンと伸びた綺麗な姿勢を維持したいものです。見た目だけでなく、日常生活面でも明らかにそっちの方が快適に過ごしやすいからです。

 

その為に何をするか?

 

こじつけるようで恐縮ですが、やはり最低週1回の、全身を万遍なく大きく動かすストレッチと筋力トレーニングです。

 

なってしまってからでも遅くはありません。やらないよりはやったほうが100%良いです。でも痛みやコリ、怪我をする前に予防するのが超重要です。予防こそ最強だと思っています。

 

でも多くの日本人はそうではありません。なってから気付く、そして保険適用で治療する、再発したらまた行く。これではいつまで経っても良くはなりません。どうせ保険が効くからと病院&薬に依存します。

 

そもそもそうならないために日常で何をするか?なんです。

 

運動、食事、睡眠でどんなことをやるか?

 

10年後、20年後の自分のからだを考えましょう。それが結局は自分の人生を良くすることに直結すると思っています。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。