こんにちは!小野寺幸太郎です。
フレアーには痛みやコリで悩む方も多くいらっしゃいます。また関節症などの整形外科系の疾患をお持ちの方も少なくありません。
そういう場合はお医者さんから「膝周りの筋力をつけてください」「腰を守るために腹筋背筋を強くして」と言われることがよくありますね。
確かに筋力をつけることで靭帯や他の組織への負担を軽減することにはなりますので、筋力は弱いよりは強い方が間違いなく良いです!
しかしその前に、そもそも必要なのが「関節可動域」、つまり柔軟性ですね!
関節を大きく動かせるということは人間にとってとても大事なことです。膝の可動域が狭ければ正座はできないししゃがむこともままなりません。また股関節の可動域が狭ければ段差を登れないし、それによって腰に負担が掛かります。
変形性膝関節症、半月板損傷をしている方は膝を伸ばし切ることができない場合がよくあります。膝を伸ばし切ることができないと立っている間ずーっと腿の前の筋肉に力が入り続けてさらに膝への負担が増えます…(-.-)
この方に「膝を伸ばし切ってください」といくら指導しても、ももの裏の柔軟性が低ければいくら頑張ったって伸ばせません。サイドブレーキを入れたまたアクセルを踏んでいるようなものですね。
アクセルを踏んでスピードを出せるようにする前に、まずサイドブレーキを解除しなければダメですね。
筋力よりも柔軟性がまず大事、というお話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。