こんにちは!小野寺幸太郎です。
「パーソナルトレーニングでの怪我や体調不良に注意!」という記事が国民生活センターから発表されていました。
新型コロナ禍でパーソナルトレーニングを利用する人が増えた一方で、筋力トレーニング中に怪我をするなどの事故件数が過去5年間で最高に達したことを受け、消費者に注意喚起をしている記事でしたね。
実は数年前にも「ヨガ教室でケガ人続出」というニュースがありました。その時は「インストラクターの知識不足が原因」とテロップに思いっきり書かれていましたね…(-.-)
今回も同じような原因だと思います。なんだか自分のことのように思えて残念です…
ジムやフィットネスクラブに通う多くの方が知らない現実として以下の三つがあります。
■誰でもトレーナーを名乗れてしまう
トレーナーというのは柔道整復師や理学療法士と違い国家資格ではありません。なので極端に言えば、トレーニング好きの兄ちゃんがトレーニングを人に教えてお金をもらっちゃえばトレーナーを名乗れちゃうんですね。因みに大手のフィットネスクラブでお客様の運動指導をしているのはほぼアルバイトスタッフです(笑)
■筋肉とダイエットに偏りがち…
パーソナルトレーナーとして生計を立てている人の中には、トレーニング好きが高じて、または自身がコンテストなどに出ることをきっかけにパーソナルトレーナーになった人が多いです。それは全然良いのですが、自分の好き、やりたい!が先に立ってしまい知識が「筋肉」と「ダイエット」に偏ってしまっている傾向が多いかなぁと感じます。
■整形外科系に対応できない…
筋肉、靭帯がどこからどこまで付いているか?や関節はどのように動くか?という機能解剖学の知識が乏しいため、痛みの原因がわかりません。また原因がわからないので当然予防もできないということになっちゃいますね…。お客様から痛みの相談があっても「重さを軽くしましょう」くらいしか言えないということですね。
あとは筋トレばかりでストレッチは完全セルフでやらせている、そしていわゆる「追い込む」ような運動ばかりやらせてしまっているんだろうなぁと思います。
せっかくからだをより良くしようと運動をしているのに、それがもとでケガをしてしまうのはとても残念ですよね((+_+))
じゃあどのようにトレーナーを見分ければいいのか?と聞かれれば難しいですが(笑)
強いてあげるとすれば、からだに関する質問に明確に答えられるか?かなと思います。スクワットではどうして膝が前に出てはいけないのか?どうしてつま先と膝が同じ向きじゃなければいけないのか?そもそもなぜこの種目をやっているのか?
こういう質問に論理ではなく、感覚で答えてしまうトレーナーはちょっと危ないかな?と思います(笑)
私も全ての質問に論理的に答えられる訳ではありませんので、まだまだ勉強し、メンバーの皆さんの怪我を防ぐことは当然、成果を提供できるように努めます!
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。